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留学報告

西オーストラリア大学短期留学記

齋藤 昌利

留学報告この度、私は平成24年6月30日から7月22日まで、かつての留学先である西オーストラリア大学研究機関であるSchool of Women’s and Infants’ Healthに短期留学をさせて頂きました。今回はオーストラリア、アメリカ、オランダ、日本合同の妊娠ヒツジを用いた胎児生理学の集中実験に参加することが主な目的でしたが、若手の有望な先生にもこういった特殊な経験をして頂くために、東北大学のヒツジ実験グループの一員であり、現在宮城県立こども病院新生児科に勤務している三浦雄一郎先生とともに行かせて頂きました。

この取り組みは、当教室の八重樫教授と先方のJohn Newnham教授の許可を頂き、お互いの研究や実験に関してよりグローバルなディスカッションを行い、それと同時に人材交流も行っていくことを目的に今年から始めた試みです。

留学報告今回の短期留学中、僕自身は主にヒツジ胎仔へのカテーテル留置手術のアシストと、オーストラリア、アメリカの同様な実験を行っている仲間への手術技術の指導&サポート、慢性実験の採血とその指導などを行ってきました。一方、同伴した三浦先生は、新生児科医ということもあり、胎児生理学の分野で世界的に有名なアメリカ、シンシナティー大学のAlan Jobe教授に朝から晩までぴったりと張り付き、主にヒツジ胎仔のAutopsyを連日行い胎児生理学の何たるかをface to faceで学んでいました。

現地では非常に大きな一軒家を借り、その家にアメリカ人、インド人、ドイツ人、イタリア人、日本人の多国籍野郎集団として寝食を共にし、豪快なBBQの肉とオーストラリアワインを片手に、時には濃密にアカデミックな夜を、時にはへべれけなアルコホリックな夜を過ごすことができました。

また、西オーストラリア大学sheep seasonの恒例行事であるScientific Meetingも行われ、約20人の研究者が一同に会し、それぞれが描く机上の空論や、これまで行って来た素晴らしい実験結果を披露する場にも参加しました。このMeetingは食事をとりながら、和やかに進行する会ですが、それぞれの研究実験に対する意気込みを知ることができ、また自分一人では思いつかないような斬新で新鮮なアイデアのヒントも得ることができ、さらには学会場では話せない突っ込んだディスカッションも行え、非常に楽しい思い出になりました。

今回、この短期留学でオーストラリアに行くにあたり、八重樫先生をはじめ、医局の先生方には本当にご迷惑をおかけしました。また、現地でのコーディネートをして下さった西オーストラリア大学のJohn Newnham先生、Matt kemp先生には非常に感謝しております。

また、来年以降もできれば参加して欲しいというお言葉を現地から頂きました。自分の研究もがんばりつつ、来年以降も同様の活動が出来るようにがんばりたいと思います。ありがとうございました。