HOME>海外学会報告
海外学会報告
SRI 65th Annual Scientific Meeting 参加報告(2018/3/6-10)
上原 知子
3/6〜10の5日間、アメリカ合衆国カリフォルニア州のサンディエゴで開催されたSRI 65th Annual Scientific Meetingに参加させていただきました。サンディエゴはアメリカ人が選ぶ住みたい街No1ともいわれ、1年を通じ温暖な気候と多様な自然に恵まれ、人気の観光スポットも多く、治安の良いとても魅力的な街でした。
東北大学からは私の他に湊 敬廣先生、渋谷 祐介先生、和形 麻衣子先生、富田 芙弥先生、熊谷 祐作先生が参加しました。富田先生はご家族で参加されるとの事で、私も夫と息子と一緒に参加させていただきました。
学会の合間には観光もでき、中でも富田先生とご一緒したアンザボレゴ砂漠は想像以上の絶景でとても感動しました。学会会場の近くにはダウンタウンがあって雰囲気の良いレストランやバーが軒を連ねており、英語でドキドキしながら注文した料理はどれもすごく美味しかったです。3歳の息子は初海外で陽気な雰囲気にテンションが上がり、街中で音楽にのって踊りだしたりと満喫していました。
私は大学院生ではなく、国際学会なんて縁が無いものと思っていましたが、齋藤昌利先生にご指導頂き、思いがけず発表の機会を頂きました。これまで発表してきた一例報告とは違い、今回は手術手技の有用性を示すために、200症例以上を抽出しデータ集めからその統計処理、結果の示し方など、初めての事ばかりでした。さらにそれを英語にしてポスターを作る作業は骨の折れるものでしたが、その過程でも多くのことを学ぶことができました。
学会では世界各国から様々な分野での発表があり、世界で研究されている最新の知見を得ることができ、とても興味深く、視野が広がりました。臨床分野では肥満の妊娠への影響に関する発表が多い印象を受け、世界的な問題なのだと感じました。私は英語が苦手で、聞くのも話すのも読むのも儘ならずとても悔しい思いをしましたが、一緒に参加した先生方は英語でのプレゼンテーションやディスカッションを堂々とこなし、他の参加者の発表にも積極的に質問をされており目標にしたいと思いました。
![]() |
![]() |
国際学会へ参加させていただいたことは大きな経験になり、また英語の重要性と自分の勉強不足を改めて実感しました。今後はもっと研鑽を積み、是非また参加して先輩方のように発表やディスカッションを通して、より多くのことを得られるようになりたいと思います。
最後に、今回学会への参加・発表の機会を与えて下さり、ご指導してくださった八重樫教授、齋藤昌利先生、薬剤部の小原拓先生をはじめ、医局の先生方に感謝申し上げます。