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海外学会報告

SRI 65thAnnual Scientific Meeting参加報告

富田 芙弥

3月6日から10日まで、San DiegoのHilton San Diego Bayfrontで行われたSRI 65thAnnual Scientific Meetingに出席してきました。San Diegoはアメリカ西海岸のメキシコに接する都市で、温暖な気候と美しい海が特徴の街です。成田→San Diegoの直行便が就航しており、10時間ほどのフライトで行くことができます。実は学生時代にSan Diegoで行われた学会でポスター発表をしたことがあり、今回は12年ぶりの訪問でした。12年前はぜひまたもう一度来たいと思って帰りましたので、今回は願いが叶って感激でした。 

初日の3月7日はSatellite symposiumで、各分野のspecialistが30分ずつ講演しました。私はPreterm Birth International Collaborative (PREBIC) とのJoint Satellite Symposiumに参加しました。内容はPreterm Birthの分子生物学的メカニズムが主でした。どの講演もとても興味深く、最新の知見もたくさん知ることができて非常に良かったです。

3月7日の夜はトロントに留学されている濱田先生、オーストラリアに留学されている新生児科の臼田先生も交えて懇親会を行い、色々な話を聞くことができました。懇親会はSan Diego名物のクラフトビールballast pointのお店で行我、皆でたくさんビールを飲みました。

3月8日-10日はoral sessionとposter sessionが中心でした。Oral presentationは大学院生やPost doctoral fellowが主に発表していたようでしたが、一人10分と持ち時間が長く、研究の意義・背景から今後の展望まで丁寧に説明された発表が多い印象でした。一人で複数の発表をしている方も多く、研究者の熱意を感じて刺激になりました。Poster sessionはClinicalな内容から基礎的な内容まで幅広く、多くの分野の研究者が発表していました。少しPosterを横切るだけで、”Are you a doctor in this field?” “May I explain?”などとたくさん話しかけられ、おかげでたくさんのposter発表を見ることができました。自分の発表もJudgeも含めて色々な方に聞いていただいたり、質問を受けたりすることができました。しかし、英語力不足から聞き返してしまったり、聞きたいことが十分に聞けなかったりしたので、英語力をつける必要性を感じました。

素晴らしい研究の数々に触れることができ、これから研究をするにあたってのモチベーションが非常に高くなりました。貴重な機会を作っていただいた八重樫先生、齋藤昌利先生をはじめとする医局の先生方に心から感謝申し上げます。ありがとうございました。