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海外学会報告

2012 SGI 59th Annual Scientific Meeting参加報告

齋藤 昌利

海外学会報告去る平成24年3月21日から24日まで、アメリカのサンディエゴで開催された第59回 SGI Annual Scientific Meetingに参加させて頂きました。

サンディエゴはアメリカ西海岸でメキシコ国境に近い人口約150万人の街だそうですが、リタイア後に住みたい街ランキングで第2位ということで、3月だというのに温かく、街から見える太平洋も美しく、非常に過ごしやすい街でした。

学会は、サンディエゴのハーバー沿いにあるManchester Grand Hyatt Hotelで行われましたが、こちらのホテルは非常に広大な敷地に大きなコンベンションホールを有しており、その規模の大きさから、さすが世界有数の産科学会であると改めて実感させられました。

海外学会報告個人的には今回で4回目の参加になりますが、年々、不妊症関連の演題の多様さ、またその多さを実感しています。同時に産科的な演題も以前よりもより踏み込んだ内容になってきており、臨床で活躍する先生、研究領域で次のステップを考えている先生方には非常に面白い学会であると思いました。

今回は、というか今回ももちろんポスター発表でしたが、その発表会場では、国籍や活躍領域に関係なく積極的にディスカッションが行われており、見ず知らずの人々とたどたどしく討論し、この学会に参加する醍醐味を実感することが出来ました。

口頭演題の中では、産科超音波のオピニオンリーダーであるUKのNicolaides先生の発表が非常に興味深いものでした。大の飛行機嫌いの先生らしく発表はアメリカとUKをネット回線でつないだサテライト方式でしたが、妊娠初期でのポイントを押さえた胎児スクリーニングを行えば、超音波所見のみで偽陽性率を下げながら、染色体異常診断の確率を上げることができ、今後の妊婦健診のシステムは大きく変革していくであろう、という内容でした。こういった新しい考え方が少しずつ世界に浸透し5年後には全く新しい妊婦健診のスタイルが構築されているかも知れないと考えさせられる内容でした。

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今回の学会はサンディエゴということもあり、現地で医学研究所の教授をされている同窓会の大先輩である山口祐先生のラボも見学させて頂きました。年々、研究費は削られているとのことでしたが、設備の整った研究所、また山口先生の快活で刺激的なお話に、僅かばかり自分の心に残る研究者魂がうずく感じがしました。

今回のSGIは岡村州博先生、菅原準一先生とご一緒させて頂き若干「男臭い」学会道中でしたが、現地ではかつて留学していた西オーストラリア大学の仲間にも会うことができ、気候の良いサンディエゴで性懲りもなくビールを浴びるように飲んでしまいました、、、。

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SGIは産科領域の世界的な研究者や革新的な臨床ドクターが一同に会する場所であり、かつ産科人独特の仲間意識も手伝い、非常に友好的で有意義な学会と毎回実感します。

是非、今後を担う若い先生方をつれてまた参加できたらと強く思いました。

今後の学会予定を追記しておきます

2013年3月20-23日, Orlando, FL, USA
2014年3月26-29日, Florence, Italy
2015年3月25-28日, San Francisco, CA, USA
2016年3月16-19日, Montreal, QC, Canada
2017年3月15-18日, Orlando, FL, USA