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海外学会報告

SGO's 42nd Annual Meeting on Women's Cancer
March 6-9, 2011
Orlando, FL

徳永 英樹

2011年3月6日から9日まで、米国フロリダ州オーランドで開催された第42回Annual Meeting on Women’s Cancer (SGO2011)に参加して参りました。
今回の参加者は、八重樫伸生教授、高野忠夫先生、大槻健郎先生と私の4名でした。

学会はディズニーリゾート内のHILTON BONNET CREEK & WALDORF ASTORIA ORLANDOで開催されました。
SGOの特徴として、いわゆる口演やポスター発表以外に教育プログラムや実習形態のHands On Labがあります。

今回はDa Vinciを使ったロボット手術の研修に参加しました(大槻、徳永)。
学会場からマイクロバスでFlorida Hospital Cancer Instituteに移動し、生きた幼若豚を使って全麻下にロボット手術を行いました。

2時間程度しか時間がなかったので、後腹膜の開放と膀胱部分切除と縫合といったところまででしたが、Da Vinciシステムに実際に触れることができました。
腹腔鏡よりも動きの自由度は高く、複眼なので立体視が容易でした。ですが、触感がないので、システム自体への慣れが必要であると感じました。ポートの設置やアームの設置で実際の手術操作開始まで時間がかかります。
さらに手術操作に集中してるとインストラクターの指示(もちろん英語です)が耳に入らず、指示に耳を澄ませていると操作がおぼつかなくなるというジレンマに苦しみました。

7年前にもSGOに参加させてもらい、そのときは高野先生と新鮮凍結遺体で腹腔鏡手術のHand On Labに参加しましたが、いまや婦人科手術におけるロボット手術の割合は急速に伸びています。米国はもちろん中国や韓国でも多数の施設で導入されています。日本で実際に婦人科で稼働してるのは東京医大のみというお粗末な状況です。
システム1台で数億円ですから、日本の医療費ではコストをまかなえないので、簡単には一般化されることはないであろうと思います。
東北大学病院でも近い将来、ロボット手術のシステムが導入される予定なので、こういったトレーニングがあればまた参加したいと思いました。

学会期間中、半日自由時間(その時間に学会主催のゴルフコンペが開催されていた)があったので、いい年した男4人でマジックキングダムに出かけましたが、ワールドのチケットセンターからモノレールで数キロ先のマジックキングダムに移動するという、日本では考えられないスケールの大きさに驚きましたが、マジックキングダム自体は日本のディズニーランドと中身がほぼ共通でした。全テーマパークを制覇するにはあまりに時間がなく残念でありました。