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海外学会報告

2011年1月27日〜1月30日GOG Semi-Annual Meeting
サンディエゴ

山田 秀和

画像2011年1月27日〜1月30日までのスケジュールでGOG Semi-Annual Meeting(Business meeting)がカリフォルニア州サンディエゴで開催され、高野忠夫先生、山田秀和が参加しました。
1月27日はシンポジウムが開かれ、体癌、卵巣癌、頸癌それぞれについて現在行われている臨床研究を含め広い範囲で治療とその問題点が解説されました。翌日からはcervical cancer, ovarian cancer, endometrial cancer, developmental therapeutics, cancer prevention and control,・・・ 等々、同時多発で様々なworkshopが開催され、聴講しました。

個人的には以下の点に興味を惹かれました。


  1. 子宮体癌手術における今後の検討課題が示され、子宮体癌手術の臨床研究の方向性が確認出来ました(当然の内容なのですが・・・)。

(ア) リンパ節郭清は予後を改善するか?
(イ) 開腹手術は時代遅れなのか?
(ウ) 術後進行期分類の妥当性の検証
(エ) 診断という観点からリンパ節郭清に代わるものはあるのか?
(オ) 妊孕性温存を希望する者に手術を避けることは可能か?
(カ) 手術に関する臨床試験ではどの様にして手術のクオリティコントロールがなされるべきか?

  1. 外陰癌の化学療法併用放射線治療の結果が明らかとなり、phaseU studyですがその有用性が確立しつつある(GOG205試験)。
  2. Tb1期までの子宮頚癌に対して縮小手術(単純子宮全摘)が検討されていました(日本では準広汎子宮全摘術が検討されようとしていますが・・・)。
  3. 密かに(個人的感想)HPV16,18に起因する疾患に対する治療ワクチンのスタディが進行しており、VIN3に対するphaseU studyが提案されていました。

 

画像after meetingではサンディエゴの街で日本から参加した先生方と美味しい食事を頂きながら、有意義な話しさせていただきました。1992年から2年半留学していた場所なので、とても懐かしく感じ、お世話になった山口 祐先生とも夕食をご一緒させて頂きました。

(文責 山田秀和)