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「食」について
あなたが口に入れたもので、身体が作られます。
自分の身体の声によく耳を傾け、より良い食事をしましょう。
1. 旬のもので、栄養バランスよく。
身土不二(しんどふじ)といって、住んでいるその土地から60Km圏内で採れたその季節のものを食することが、とてもいいらしいです。
長年その土地で採れてご先祖様が食べてきたものは、遺伝的にも適食です。
そして、そういった食物には強い生命エネルギーがあり、食べた自分も力がつくのだそうです。 ○ここで、いつかはこう出来たらと思っている、私の考えをひとつ(*^_^*)。
これはあくまでも理想なのですが・・・「農家の方が自家用に作られた、旬の露地物の野菜を、お願いして分けて頂く」 なるべく薬を使わないで元気に育ったものは、栄養価も違うし、生命力も違うらしいのですねぇ。食べてみたい。。。出来る環境にある場合は、自分で作ってみるという手もありますね♪
2. 生活習慣の確立
通常1日3回の食事の時間が基本となって、生活リズムも出来上がります。
それに従って、生活習慣も見直していきましょう。
今までの生活パターンや食習慣の中の改善が必要な点を探り、習慣を変えることは重要です。以前と同じ悪い習慣を繰り返しては、同じ結果を引き起こすことにもなりかねないので、気が付いたら改善して、良い習慣をひとつでも身に付けましょうね。・・と言っても、実行、継続していくのは大変なのですが・・ 喉元過ぎれば、にならないよう、心がけましょうね。
3. 何と言っても、食事の基本は「おいしい」こと!!
いろいろ理想はありますが、何と言っても大切なのはやはり、幸せを感じながら、おいしくいただくことですよね。あまり神経質にならず臨機応変にいきましょう。
ありがとう ありがとう と思いながら、「おいしく」食事を頂きましょう。
たまにはお友達や気の合う仲間と、和気あいあい、一緒に楽しく食べるのもいいですね。心がよろこんでくれることは大事ですから。おいしく食べられることは幸せです。
治療後の食事の工夫
治療後は、以前の食事の摂り方とは、少し変えた方がいいようです。
リンパ節郭清を含む手術や、放射線治療により、腸の働きが鈍くなることがある為、身体の負担をなるべく減らしてあげられるように、次のような工夫をしましょう。
(その方が、自分が楽です。以前と同じつもりで食べると、痛くて苦しい・・です^^; )
- 治療後すぐは、腸の働きにも支障が出やすく、腸閉塞の危険があるため、積極的にお腹を温める工夫をし、ごぼうなどの 繊維の堅いものは避けましょう。そして適量の水分を摂るように心がけましょう。(自分の処理能力を超えた水分のとりすぎはいけません。適量ですよ〜。)
- 便通促進のために食物繊維を摂ることは大事ですが、腸の機能を超えて摂取してしまうと、負担となり、詰まらせる原因となるので、 自分の適量で摂りましょう。
- 油の強い食品や、鮮度の落ちた生ものなどは、お腹を下しやすいみたいです。
- 野菜を多めにして、動物性脂肪は控えた方がいいようです。
- 身体を温める工夫をし、口から入れるものも程よく温かいものがいいようです。冷たい飲食物を摂りすぎると、内臓の機能が低下し、体力・免疫力の低下を招きやすくなります。
- 胃腸への負担を減らす工夫として、野菜は細かく切り、よく噛んで食べましょう。
ただし野菜の中で噛んでも口の中に残るスジ、豆の皮、とうもろこしの皮等は腸閉塞を起こす原因になり、お腹の痛みにも繋がります。
飲み込まずに出した方がいいです。
その他、治療後でなくても、、、注意しましょう。
おいしい食事に感謝しながら、味わって、楽しみつついただきましょう。
そして、治療後でなくても、何をどのように食べたらよいのか、何をどのように摂らないことが大事かを知り、心と身体の健康維持を図りましょう。
- 調理法は、煮る・蒸すを基本にしましょう。
- 程よい塩分量がよいようです。(一日に10g以下が目安)
- 脂肪分の摂りすぎはやめましょう。
- 添加物は出来る限り避けましょう。
- 腹八分目を守り、身体に負担を掛けすぎないようにしましょう。
- 魚や肉のこげた部分は、取り除いて食べましょう。
- 適正体重の維持に努めましょう。