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震災地病院で勤務する産婦人科常勤医募集

 東日本大震災では東北の太平洋沿岸の多くの町が被災しました。町の復旧にはかなりの時間を要しますが医療に関しても同様です。気仙沼や石巻では産婦人科の診療所(産婦人科開業医)の多くが壊滅的被害を受けましたので、残った中核的病院(石巻赤十字病院や気仙沼市立病院)に患者さんが集中しています。たとえば石巻赤十字病院は従来年間700件程度の分娩を常勤医3名と東北大学病院からの手伝いで業務をこなしてきました。しかし震災後は年間1500件ペースの分娩数となり、これに対し日本産科婦人科学会や赤十字社を通して全国から産婦人科医が数日から1週間交代で応援に来ていただいております。このような人的支援があればこそ何とか日常業務をこなしている状況で、被災地のかたがたからも大変感謝されておるところです。

 

  災害の規模があまりにも大きいために被災地の復興には十年単位の時間がかかることが予想されています。産婦人科医療に関しても同様と考えられますので、その間ずっと現在の応援体制に依存することはできないだろうと思います。また、被災地では住民の精神的なケアや栄養面での指導、経済的・社会的な背景を考慮しながらの産婦人科医療が求められます。こういったことから、いずれは被災した病院に常勤医を増員する必要が出てきます。

 

  そこで、こういった被災地に残っている中核的病院(石巻赤十字病院や気仙沼市立病院)に常勤産婦人科医として勤務できる産婦人科医を募集したいと思います。東北大学産婦人科教室は病院とのパイプ役を務めるだけですので、教室への入局などは全く考慮いただく必要はありません。「我こそは」と思われる先生、ぜひ、ご連絡ください。

 

応募条件

 ・産婦人科の専門医を取得していること
 ・最低6カ月間、被災地の病院に常勤医として勤務できること
 ・被災地の病院に勤務するだけの体力と気力を有すること

 

連絡先

東北大学医学部 産科学婦人科学教室

代表メールアドレスob-gymed.touhoku.ac.jp

(※上記の は画像になっておりますので、半角の@マークに直してください)

TEL : 022-717-7254  FAX : 022-717-7258